投稿日 : 2023年11月14日 / 最終更新 : 2023年12月7日
ここでは、電圧検出器の主要特性/SPECの読み方について説明します。
検出電圧
検出電圧とは、リセット信号を出力したい電圧のことです。
一般的な電圧検出器では、検出電圧はIC内部で設定されています。データシートでは、検出電圧の設定値と、検出電圧精度がどの程度か記載されます。
PARAMETER | SYMBOL | CONDITIONS | MIN. | TYP. | MAX. | UNITS |
---|---|---|---|---|---|---|
Detect Voltage | VDF | - | 0.990 | 1.000 | 1.010 | V |
解除電圧/ヒステリシス幅
解除電圧とは、検出状態になった後に監視電圧が上昇し解除状態になる電圧のことです。
一般的な電圧検出器では、検出電圧と解除電圧の間に電圧差(ヒステリシス幅)を設けています。
データシートでは、解除電圧を電圧値で表記せずに、検出電圧とヒステリシス幅から算出させる製品が多くあります。
解除電圧 = 検出電圧 + ヒステリシス幅
PARAMETER | SYMBOL | CONDITIONS | MIN. | TYP. | MAX. | UNITS |
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Hysteresis Width | VHYS | - | VDF x 0.032 | VDF x 0.05 | VDF x 0.068 | V |